5月27日はファミコンの初代ドラゴンクエストが発売された日。
そして今日、2021年5月27日は発売35周年の記念となる日、ということで今回はファミコンの初代ドラゴンクエストを紹介したいと思います。
目次
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ドラゴンクエストとは
ゲームをする日本人で知らない人はいないであろう有名なRPG。
コマンド選択式となっていてリアルタイムな要素は一切無く、反射神経を必要としない優しい作りになっています。
現在、シリーズは11まで発売されており、あわせて多くの派生作品も発売されています。
ドラゴンクエストが発売されたのは1986年。
まだファミコンの黎明期とも言える時代に発売されたドラクエですが、実はファミコン初のRPGではありません。
ファミコンで最初に発売されたRPGと呼べるゲームは東芝EMIの「ハイドライド・スペシャル」になります。
しかし、「ハイドライド・スペシャル」はアクションRPGであるため、コマンド式という面で見ればドラクエが初のRPGとも言えます。
シューティング式(?)なら皆さんの大好きな「頭脳戦艦ガル」ですねw
当時の状況
ファミコン初のRPGという名目(?)を奪われてしまったドラクエですが、当時週刊少年ジャンプで発売前から何度も記事が掲載されていたため話題性の高いタイトルでした。
そして満を持して発売されたドラクエは当初から人気爆発!・・・と言う程では無く「ドラクエってゲームが面白いからやってみなよ」くらいの勢いで、友達間でじわじわ広まっていった感じだったと思います。
実際、ウィキペディアの情報によると売上本数は150万本。
今の日本で考えるとかなり良い数字ですが、当時人気絶頂だったファミコンのゲームから考えれば突き抜けた数字でもありません。
売上本数としては「魔界村」や「燃えプロ」よりも下になっています。
そんなドラクエですが、私は最初友達から借りてプレイしました。
自分のキャラに名前を付けるという文化はまだ私の中には無かったので、少し考えてつけた勇者の名前は「やす」
「エニックスのゲームだからポートピアのヤスって名前にしたら何かあるかも!?」という浅ましい考えからつけましたw
いやぁ、子供ですね。
でもディープダンジョンではそれに近い裏技もあるので、あながち間違いでは無かったのかもしれません。
まぁ、ドラクエでは何もありませんでしたが^^;
そんな勇者「やす」くんも竜王を倒しアレフガルドに平和を取り戻しましたが、その後も繰り返し新しくキャラクターを作ってカンストまで育成したり、装備無しクリア(※)とかもやったりしました。
※ファミコン版ドラクエ1は武器や防具が入手した時点で自動で装備され外すことができないため、ゲーム開始から1度も武器防具を装備しない状態での縛りプレイ
また、当時はファミコンで「昨日の続きからゲームができる」という事が、まだあまりできないような時代(※)だったので、段々と自分の分身であるキャラクターが強くなっていく面白さを初めて知ったプレイヤーも多かったことと思います。
※直接データのセーブができるディスクシステムは1986年2月21日発売で、その他パスワード制のゲームもほとんど無い
初代ドラゴンクエスト特有のシステム
ドラクエⅡ以降に無くなったコマンドとしては「かいだん」「とびら」「とる」の3つ。
「かいだん」は乗るだけで移動できるようになり、「とびら」は直接カギを使うことで開き、「とる」は「しらべる」で代用となりました。
※実際には階段に重なってコマンドを決定する必要があります
また、キャラクターが常に正面を向いているため「はなす」は、選択後に方角を入力する仕様となっていました。
SNSなどでたまにこの仕様を貶したりする方がおられますが、初代ドラクエは文字すら削って少ないメモリ容量の中でやりくりしていたのです。
(ファミコン版ドラクエにカタカナは19文字しかデータに入っておらず、1度に呼び出せるデータ量も少ない)
そんな状況なので当然4方向分のキャラデータを用意することは難しかったのでしょう。
カタカナに関してはダースドラゴンの話が有名ですね。
(元々はダークドラゴンの予定だったがカタカナの「ク」はデータに入っていない)
コマンド以外だと武器防具は購入時、入手時に自動で装備する形となっていて外すことができなかったり、ダンジョンが暗く、見えるのは自分のいる1マスだけで周りが全く見えなかったりしました。
(通常は明るく照らす呪文「レミーラ」やアイテムの「たいまつ」を使用しますが、周りが全く見えなくても進むこと自体は可能)
ほとんど何も見えない・・・
その他、以降のシリーズ作品と細かな違いもありますが、これらを考えるとシステムがしっかりと確立したのはドラクエⅡからだったと言えるかもしれません。
「かいだん」「とびら」などはプレイしやすくするための変更ですが、ダンジョンが暗いのはゲーム性としてはアリだったと思います。
特にドラクエⅠのダンジョンは深く潜っていくほど曲の音程が下がりテンポが遅くなるため「深くまで潜ってきた感」が強く、ダンジョンを明るくする「レミーラ」の呪文は歩数で効果が無くなってしまうので「戻れなくなるかもしれない」という恐怖感もありました。
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おわりに
1986年当時、私はドラクエがここまで国民的RPGになるとは思ってもいませんでした。
今思えば誰にでもプレイできる難易度が、多くのファンを獲得したのだと思います。
未プレイの方にはできればファミコン版をプレイしてほしいところですが、今だと環境的に難しいかもしれません。
比較的プレイしやすい環境としてはジャンプ版ファミコンミニでしょうか。
ドラクエに限った話ではありませんが、一切ネットなどの情報を見ないでゲームをプレイするのも意外に面白いので、いつも攻略情報を見ながら遊んでいる方も一度やってみると良いかもしれません。
今の子供たちはやったことないかもしれませんが、自分でマップや装備のデータを作ってゲームをするのも楽しいですよ。
まぁ、子供のいない私はそういったプレイをしてもらう事もできませんけどw
以上、ドラゴンクエストの紹介でした。
ゲーム概要
■タイトル名
ドラゴンクエスト
■発売日
1986年5月27日
■定価
5,500円
■対応ハード
ファミリーコンピュータ
■ジャンル
ロールプレイング
■プレイ人数
1人
ドラゴンクエストが遊べる機種
■コンシューマ
SFC
GB
Wii
PS4
3DS
Switch
■その他
Android
iOS
MSX
MSX2
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
(※週刊少年ジャンプ50周年記念バージョンのみで通常のファミコンミニでは遊べません)
※Wiiとジャンプ版ファミコンミニのみファミコン版の移植となり、それ以外は基本的にはリメイクとなります
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