【ファミコン】ハイドライド・スペシャル【ゲーム紹介】

ハイドライド・スペシャルは1986年に東芝EMIより発売されたアクションRPGです。

目次

 

ゲーム概要

PCで人気だったT&Eソフトの「ハイドライド」をファミコンにアレンジ移植したもので、当時はアクションRPGでは無くアクティブRPGと言われていました。
(メーカーが独自に付けた呼び方だとは思いますが)

パッケージのタイトルの上によく見ると小さな字で書いてありますね。

そしてファミコン初のアクションRPGになります。

ハイドライド・スペシャルが発売される前にもドルアーガの塔やゼルダの伝説などが発売されていましたが、キャラクター自体が経験値を得て成長するものとしてはファミコン最初の作品となっています。

※ドルアーガやゼルダもアクションRPGと分類される場合もあります

ネタとして語られる事の多い頭脳戦艦ガルも自機が成長する(?)という点ではRPGと言えなくもないですがw

テストには出ない豆知識

頭脳戦艦ガル       1985年12月14日発売
ハイドライド・スペシャル 1986年 3月18日発売

そしてパスワードで成長した状態から続きをプレイできるというのも当時としては新しいもので、さらには電源を切るまで使えるセーブとロードがあったりもします。

コンティニューのあるゲームの方が少ないような時代にかなり先取りしていますね。

しかし、RPGとしてはある意味まだ未熟でゲーム内にヒントなどは一切無く、行ける所に行って取れる物を取ってもそれだけでは先に進めなくなるようなゲームでした。
(元々難易度の高いPCゲームの移植なので仕方の無いことですが)

近年知ったのですが、この辺りの説明の不足だったりヒントが無かったりすることから、当時はクソゲーと言われていたらしいです。

まぁ、ウィザード2体を同時にウェーブで倒すとか普通ではわからないですね^^;

実際には取扱説明書を見ればザックリとヒント的な事も書いてありますし、取ったアイテムや画面の動きを見て色々と考えて攻略していくのも当時のゲームの醍醐味だったりもしました。

私はMSX版のハイドライドを友達から本体ごと借りて先にプレイしていたので、それが無かったらクソゲーと思っていたかもしれませんね。
(そもそもクソゲーって言葉も無かったと思いますが)

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操作は十字キーで移動。
AボタンでATTACKとDEFENDの切り替え。
Bボタンで魔法選択し、Aボタンを押しながらBボタンで魔法を使用。

攻撃方法としては体当たりになるのですが以下のような仕様になっています。

・ATTACK 攻撃力が高く、防御力が低い
・DEFEND 攻撃力が低く、防御力が高い

普通に考えればATTACK状態で攻撃したいところですが、弱いうちは敵からダメージを受けてしまうので最初はDEFEND状態で攻撃していきます。

ATTACKはいつ使うのかというと、敵の後ろ(進行方向の逆)を取った時にATTACKで大ダメージを与える感じです。

※敵の後ろから攻撃することでダメージを受けない

とは言え、敵も振り向くことがあるので確実ではありません。

そもそもスライムの後ろってどっちやねんとw

また半キャラずらすことでダメージを受けづらくなります。

この仕組みどこかで聞いたことありませんか?

そう半キャラずらしと言えばイース

ハイドライドの影響が少なからずあるでしょう。

テストには出ない豆知識 その2

ハイドライド  1984年12月13日発売
ハイドライドⅡ 1985年12月13日発売
イース     1987年 6月21日発売
ハイドライド3  1987年11月21日発売

※発売日は全てPC88シリーズ

そんなハイドライド・スペシャルですが現在でもPSのゲームアーカイブスやプロジェクトEGGなどでプレイすることができるので、当時諦めてしまった方もリベンジしてみると面白いかもしれませんね。

以上、ハイドライド・スペシャルの紹介でした。

 

隠しコマンド

無敵になる

1. 電源を入れる

2. GAME STARTでゲームを開始する

3. セレクトボタンでメニューを開き「GAME」を選択することを4回繰り返す

4. ゲームオーバーになる

5. デモを2回見る

6. パスワードをわざと3回間違える

7. パスワードに「3DGOLFSUPERVER」と入力し、ENDでAボタンを押す

成功するとそのままゲームが開始され自キャラが無敵となっています。
(LIFEが0になると最大まで戻る)

PASSWORD ERRORとなった場合は失敗なので、再度電源を入れ直してからやり直してみてください。

 

おまけ

私も過去に無敵コマンドに失敗した事があったので、ブログの記事を機に(無駄な)検証をしてみました。

・メニューのGAMEをBボタンで選択してもOK

・墓場のスリップダメージでゲームオーバーになってもOK

・デモ中にボタンなどを押してもOK

・デモに入れば飛ばしてタイトルに戻ってもOK

・パスワードを間違える際、即ENDでもOK

・電源を入れて、一度リセットしてから隠しコマンドを開始してもOK

・一度パスワードをエラーにしてから隠しコマンドを開始するとNG

こんな感じの結果だったので、失敗したら電源を入れ直して隠しコマンドだけを入力すれば基本的には大丈夫でしょう。

そしてこの無敵コマンドで少し気になるのがパスワードの「3DGOLFSUPERVER」

最初は「遙かなるオーガスタ」がこの頃から制作されていたのか!?・・・と思いましたが、調べてみると1984年にT&Eソフトより「3Dゴルフシミュレーション スーパーバージョン」というソフトがPC-6601で発売されていました。

恐らくこれの事でしょう。

「遙かなるオーガスタ」よりも前からT&Eソフトは3D(ワイヤーフレーム)のゴルフゲームを作っていたのを初めて知りましたし、そもそもT&Eソフトが最初に発売したのもゴルフゲームだったということもわかりました。

当時T&Eソフトが発売していたゲームは色々と知っていましたが、調べてみると中々面白いですね。

以上、ハイドライド・スペシャルの紹介でした。

 

製品概要

■タイトル名
 ハイドライド・スペシャル

■対応ハード
 ファミリーコンピュータ

■メーカー
 東芝EMI

■発売日
 1986年3月18日

■定価
 4,900円(税別)

■ジャンル
 アクションRPG

■プレイ人数
 1人

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