ヤフオクで落札したものが配送中に破損したお話

最初にお伝えしておきますが、運送会社の非難を目的としたものでは無く、今回起きたことの事実とリスクについての内容になります。

以上を踏まえた上でご覧ください。

まず事の発端はヤフオクでの落札。

私が今回落札したものは、DVDのトールサイズの物が1点。

いや、エッチなDVDじゃないですよw

サイズ的にポストに投函されるタイプの発送方法で送ってもらうこととなりました。

通常であれば投函されて完了のはずだったのですが、何故か運送会社の方がチャイムを鳴らしてきて、出た私にこう告げました。

「お荷物が破損してしまったようなのですけど・・・」

実際届いた物がこちら。

※手渡された時の状態のままです

下の方がちぎれており、開封せずに中身が取り出せる状態でした。

そして中身も確認。

写真は後からわかりやすいように撮影したものですが、実際に手に取った時もケースの下の方が潰れて割れているのがわかりました。
(3枚目の画像のような感じ)

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割れているケースを見つめる配達の方と私。

「えーと、私はどうすればいいんですか? 例えば補償とかは無いんですか?」

「この発送方法だと補償は〇〇円までになります」

「お金では無くてこれが必要なので、同じ物があればそれでいいんですけど」

「同じ物ですか?」

「ちょっと古い物なので同じ物を探すのは難しいと思いますけど」

「・・・」

こんな感じのやり取りが行われ、最終的には「同じものを探してみます」という事でその日は持ち帰ってもらうことになりました。

なお、実際私がヤフオクで落札したのは送料込みで約2,000円。

中古ショップなどでは5,000円くらいする物で品切れである事が多いのですが、その日に何件かのネットショップを調べると在庫があるところもありました。

探してくれるという事だったので「ネットショップで購入して交換してもらえるのかな?」など考えながら、しばらく待つことにしました。

数日後

再度、配達の方が来ました。

お話を伺うと同じ物は見つからなかったとのこと。

「いや、無くはないだろう。本当に探したのか?」と思いましたがそこには触れず「補償は出るんですか?」と聞いてみました。

配達の方がその場で電話で確認。

するとこの前とは違う話が、

「補償はありますが、補償となる場合は送り主に支払われます」

とのこと。

「え? では私はどうすればいいんですか?」

「受け取りを拒否するか、この状態で受け取るかのどちらかになります」

「・・・」

再度状態を確認。

ケースの下側が潰れて割れているが、ディスクやジャケットなどには破損は無い様子。

受け取らなければ、運送会社→出品者→私の形で返金されることになるとは思うが、またこの品物を探すことになり、同じ物を同じ値段で入手することはできない可能性が高い。

これらのことを踏まえ、私は今回受け取ることとしました。

結局、被害を受けたのは破損した荷物を受け取った私だけということになりました。

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当然、納得いきませんでした。

こちらに何も非は無いのに、破損したものを受け取らなければならない状況。

せめて誰が破損させたのか、その人は悪いと思っているのか、くらいは知りたいところ。

最初は配達の方に色々と聞こうとしましたが、詳しいことは配達の方ではわからないと思い、メールで運送会社の方に問い合わせることにしました。

内容としては以下の2点。

・何故破損が発生したのか
・破損を発生させた方はわかっているのか(いるか、いないかだけで名前は不要)

こちらでお問い合わせをしました。

翌日、返信が来ました。

当然お詫びの言葉もありましたが、要点をまとめると以下のようなものでした。

・何故破損が発生したのか原因はわからない
・破損を発生させた人もわからない

という非常に煮え切らない回答。

誤解があると良くないので、念のためメールの内容を簡単にまとめたものを以下に記載しておきます。

--------- 内容箇条書き ここから ---------

・外箱が破れてしまう程で、代替品の用意もできない荷物であったとのことで、荷物をこのような状態でお届けすることになりすいません

・〇〇県(発送先の県)の仕分けターミナルに到着し、仕分を行う際に荷物の破損を確認している

・●●県(発送元の県)から発送されているので「●●県の仕分けターミナル~〇〇県の仕分けターミナルに到着するまで」の間に破損が発生したと考えられる

・しかし、自動仕分け機や、多くの作業員が携わり、仕分け、輸送の流れが止まることなく行われる為、明確な原因、また特定の発生者がいるかという部分が判明しない場合がある

・今回の荷物についても破損の明確な原因、発生させた者の特定には至っていない

・作業員への荷物の扱い方の教育や、発生箇所の割合等を数値化し牽制するなど輸送事故に対する防止策を講じているが、今回迷惑をかけて申し訳ない

・明確な回答とならず恐縮だが、諸事情ご賢察のうえ、ご容赦ください

--------- 内容箇条書き ここまで ---------

発生させた人も原因もわからないのであれば、当然確実な防止策を講じることはできないし、再発の恐れがあるということになる。

少なからず発生させた人と原因を調べるべきかと思うのですが、お問い合わせの翌日に回答が来たことから、恐らく詳しくは調べていないと思われます。

(もしかしたら色々とわかっているのかもしれないが、今回の件では客に詳しい回答はしないと決定したのかもしれないし、そもそもマニュアル通りの対応なのかもしれない)

最初は「これからは発生しないように注意してくださいね」といった返信をしようかと思っていましたが、これでは今後も注意しようがないだろうし、今後気を付けます的な返答が来るのは目に見えていたのであえて返信はしませんでした。

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今回の破損事故でわかったこととしては

・受け取る側ができることは「受け取り拒否」「(破損した状態のものを)受け取る」のどちらかのみ
・受け取る側に返金はされない

ということ。

※運送会社によって対応が異なる可能性があります

ここまでの内容を踏まえた上で、ヤフオクの出品について考えてみたいと思います。

もしも、補償金額が低い発送方法で送った物が配送中に破損などして、落札者が受け取らなかった場合、落札金額以下の補償しか得られず、落札金額に満たない分は自分が負担しなくてはならないことになります。

負担と言うとわかりづらいですが、例を挙げると

・10万円の物が落札される

・1万円の補償しか無い発送方法で発送

・破損事故で落札者が受け取らない

・落札者が未着の処理などをして、システム的に落札金額の10万円は受け取れなくなる

・運送会社から補償の1万円が支払われ、破損したものは運送会社に回収される

という形で、10万円で落札されたのに1万円しか得ることができない状態になります。

(この場合、9万円の負担)

すなわち

補償は送り主に対して行われるので、落札金額に見合った補償のある発送方法を出品者が選ぶ必要がある

という事になります。

私もこれまで深く考えずヤフオクで出品して発送していましたが、今回の破損事故で発送方法と補償についてよく考える必要があることがわかりました。

ヤフオクで出品しているみなさんもご注意いただければ幸いです。

とりあえず、今回落札した物がエッチなDVDじゃなくて本当に良かった

エッチなDVDだったら、配達の方(おじさん)といっしょに、まじまじとそれを見ないといけなくなるところでしたw

関連リンク

これまでヤフオクで出品するにはプレミアム会員登録が必要でしたが、2018年11月12日から会員登録しないで出品できるようになりました。 言い換えると「毎月約500円払って出品していたものが、無料で出品できるようになる」ということです。 という事で、ヤフオクで出品する時にプレミアム会員になるのとならないのはどちらがお得なのか調べてみました。

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