カイの冒険は1988年にナムコより発売されたアクションゲームです。
目次
ゲーム概要
ファミコンオリジナルのアクションゲームで、カギを取りゴールである扉にたどり着けばフロアクリア。
見た目としては真横から見た画面となっており、マップは全方向にスクロールしますが広さはフロアによって異なり、99階などはかなり広く作られています。
ストーリー上のステージ数としては全60フロアですが、それをクリアするとスペシャルステージとして追加で40フロア遊べるようになります。
ゲームとしては「イシターの復活」の後に発売されたものになり(バビロニアン・キャッスル・サーガ 4部作の3作目)ストーリー的にはシリーズ最初の内容となります。
【 ストーリー時系列 】
■カイの冒険
主人公:カイ
ドルアーガの塔にブルークリスタルロッドを取りに行き、石にされてしまう。
■ドルアーガの塔
主人公:ギル
石となったカイを救うためドルアーガの塔に挑む。
■イシターの復活
主人公:カイ、ギル
ギルとカイの2人でドルアーガの塔の最上階から塔を下り脱出する。
■ザ・ブルークリスタルロッド
主人公:ギル、カイ
地上に戻ったギルとカイがブルークリスタルロッドを天界に返しに行く。
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カイの冒険のストーリー(取扱説明書より)
かつて、バビリムという平和な王国がありました。
人々は神を敬い、そして仲良く暮らしていたのです。
空の神アヌは、王国のために、ブルークリスタルロッドを天にかかげ、永遠なる繁栄と豊かな実りを約束しました。
ところが、これをねたんだ帝国が、バビリムに攻めこみ、ロッドを手に入れようと高くそびえる塔を築いたのです。
ロッドの輝きは塔によってさえぎられ、地上は不安と暗闇につつまれました。
怒ったアヌは稲妻を落として塔を壊してしまいました。
しかし、地上では女神イシターに敗れて魔力を封じられていたドルアーガが復活していたのです。
ドルアーガは壊れた塔を魔力で修復し、ロッドを奪って最上階に隠してしまいました。
イシターは巫女のカイに魔法のティアラを授け、ロッドを取り戻すことを命じました。
この物語は、悪魔ドルアーガを倒すため、ティアラの力を信じ、たった1人で魔の塔へ立ち向かったカイの愛と勇気のお話です。
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操作方法
方向キーで左右移動
Aボタンでジャンプ
Bボタンでダッシュ(加速)
ジャンプはAボタンを押している間ずっと上昇し続け、離すと下降します。
通常であれば地面に一度着地するまで再度ジャンプすることはできませんが、ウイングというアイテムを取ることで下降中でも再度ジャンプ(上昇)することができます。
天井に頭をぶつけたり、壁に勢いよく当たったりすると垂直に落下します。
(この時はウイングを持っていても再度上昇はできない)
また、地上でBボタンを押し続けて移動することでだんだんと加速してダッシュできるほか、空中でも同様に加速、高速移動することができます。
そしてカイはしゃがむことができません。
しかし頭の高さに容赦なく炎などの攻撃が飛んできます。
ではどうやって避けるかというと、天井や壁にわざとぶつかりうずくまって避ける必要があります。
わざわざ頭をぶつけないとしゃがめない・・・。
クソゲーと思われるかもしれませんが、この仕様を前提としてステージが作られているのでクソゲーではありません。
そういう仕様のゲームです。
ロードランナーやマッピーがジャンプできないのと同じですね。
ここまで読んだ方ならお分かりかと思いますが、異常なほど難易度が高いです。
もう凶悪としか言いようがないくらい難しい。
ファミコンソフトの中でもトップクラスの難易度だと思います。
しかし弾が見えない某ロボットのゲームや、部屋に入るといきなりナイフが飛んできてゲームオーバーになる船のアドベンチャーのような理不尽なものはありません。
ランダムに動く部分はほぼ無いので、操作がキッチリできれば必ずクリアできるはずですが、
・ステージが非常に(いやらしく)練り込まれている
・操作自体に癖がある
・セーブやパスワードなどがない(コンティニューは無限)
これらの要素が組み合わさり非常に高い難易度となっています。
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当時の思い出
当時、60階までワープを使いサラッとクリアできるようになっていてスペシャルステージも進めていましたが、セーブ機能が無いためいつも途中で断念していました。
そして休みの日に「よし、今日こそクリアするぞ!」と意気込みプレイ開始。
・
・
・
クリアはしました。
3時間くらいかかりましたがw
今だと3時間くらい普通に遊びますが、当時はリビングにしかテレビが無いため何時間も遊ぶことはできない状況でした。
そんな中での3時間。
しかもそのほとんどの時間を2つの難しいフロアで使っていたので、かなり長い時間プレイしていたような感覚でした。
同じフロアで延々とやられて、何十回もコンティニューしてのクリア。
そりゃあトラウマにもなるってものですw
数十年ぶりにプレイ
そして、2021年9月。
何となくカイの冒険がプレイしたくなり、Switchのナムコットコレクションでプレイ。
30回くらいコンティニューして何とか60階をクリア。
久しぶりすぎて酷かったですw
60階クリアするのにまさかこんなにコンティニューするとは・・・。
翌日。
折角なのでスペシャルステージもやることにしました。
(あまりのヘタレっぷりにちょっと納得がいかなかった、というのもあったりなかったり)
無事クリアして当時のトラウマを解消できるのか!?
ナムコットコレクションではどこでもセーブができるので毎日少しずつプレイ。
いやぁ、これは便利。
プレイしていた時に各フロアの感想みたいなものをツイートしていたので、その内容が見たい方はこちら。
(私のツイートを #カイの冒険 で検索したものです。遡って下から時系列で見るのが良いかと)
そして数日かけて何とかクリアしました。
一応、ステージ途中でのセーブロードは行わずにクリアしたので、実質コンティニューし続けてのクリアと同じ形です。
30年ぶりくらいにスペシャルステージを最後までプレイしましたがホントに難しかった。
恐らく150回くらいコンティニューしたかと^^;
それでクリアしてトラウマは解消できたのかって?
むしろ悪化しましたw
いや、これ難しすぎでしょ。
特に79階と98階が強烈に難しく、それぞれ50回くらいコンティニューしました。
ゲームセンターCXで有野課長もハマっていたフロアですね。
それ以外でも全体的に難しいので後半の各フロアで3~6回くらいはコンティニューしていたと思います。
もうこの難しさにはお腹いっぱいです。
恐らくこの先10年くらいはプレイすることは無いでしょうw
その時のプレイで1フロア毎にクリアできたものをつなぎ合わせたフルプレイ動画
YouTubeで直接見たい方はこちら
オープニング、エンディング動画
YouTubeで直接見たい方はこちら
Switch本体を持っていれば330円でプレイできるので
「ホントにそんなに難しいの?」
「動画を見る限り大したことなさそうだけど・・・」
「我こそはファミコンマスターだ!」
と思われる方は是非チャレンジしてみてください。
苦情は受け付けませんがw
以上、カイの冒険の紹介でした。
ソフト情報
■タイトル名
カイの冒険
■対応ハード
ファミリーコンピュータ
■メーカー
ナムコ
■発売日
1988年7月22日
■定価
3,900円(税別)
■ジャンル
アクション
■プレイ人数
1人
関連リンク
ナムコットコレクション「カイの冒険」
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