ふとしたことからプログラムを知らない素人がSwitchのプチコン4でゲームを作ってみることに・・・そして完成したゲームがこちら。
「メルちゃんのニコニコスマイルパズル」
どんなゲームかザックリ説明すると、数字の書かれたパネルを押して2→5→2→5と作っていくパズルゲームです。
公開キー:41D84KE8V
そして何とこちらのゲームが賞をいただきました!
本当にありがとうございます。
プチコン大喜利ワールドグランプリ
自分としては一生懸命作ったのですが、他の方の作品と比べると素人感満載で何か申し訳ない気持ちです。
(実際素人なので仕方ないのですが)
そこでそんなプログラム素人が何故プチコン大喜利ワールドグランプリに応募するまでに至ったのか、そのプロセスをまとめてみました。
プチコン4との出会い
出会いというほど大げさなものでは無いですが、購入したキッカケとしてはツイッターで高岡 義晴さん(@freeman_HAL)の「ぱくぱくスライム」を見たことでした。
「何これめちゃ面白そうなんだけど!」と思いプチコン4を購入。
ぱくぱくスライムをはじめ、アップされているゲームを次々ダウンロードして遊ばせていただきました。
(ダウンロードには8時間の制限がありましたが)
これが私とプチコン4の出会いです。
ただこの時は自分でプログラムを打って何かを作ろうという考えはありませんでした。
チュートリアル、そして初作品
しばらく経ってからソフトから起動できる初心者ガイド(チュートリアル)を何の気なしに触ってみました。
キャラクターのやり取りが面白く、実際にプログラムを打ちながら進めるので非常にわかりやすかったです。
初心者ガイドも一通り見たし何か作ってみるか、と思い最初に作ったのがこれ。
1~43までの数字を6個出すだけのプログラム。
ロト6を買う時に便利かな、と思って作りましたw
数字もダブるし、並びもバラバラ・・・。
ちなみにこれで当たったことはありません。
いや、5等(1000円)くらいは当たったっけ?
とにかくこれが私の初作品になります。
初の作品がこれとか・・・。
その後、Webに初心者ガイドの続きがあることを知ったので、とりあえず見てそのまま打ってみました。
初心者ガイドの続きはこちら
Webにある初心者ガイドの続きはまだ途中で、全部がアップされていなかったので作ったものをちょっとアレンジしてみようと思いました。
自機がスーッと動いているだけだったので自機が傾くアニメーションを実装してみることに。
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できませんでした orz
(しばらく経ってからどうやるのか気になったのでやってみました → 結果はこちら)
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プチコン4の入門動画を見る
とは言っても何か作ろうと思ったわけでは無く、YouTubeを見ている時にたまたまプチコン4の入門動画のサムネを見かけただけの状況。
その動画と言うのは、しひこチャンネルさん(@shihikochannel)の「小学3年生からわかるプチコン4入門」でした。
小学3年生からわかるとはどういう動画なのかが気になって何となく視聴してみることに。
内容としては小学3年生以上を対象としているので大人が見ると少しまどろっこしい所もありましたが、非常にゆっくり丁寧に解説がされている動画でした。
とりあえずただ見ているのも勿体ないので動画でやっている内容を打ちこんでみることにしました。
少しずつゲームが形になっていくのが「プログラムを打っている」感じがして楽しかったのを覚えています。
そして動画の内容から少しアレンジして完成したのがこちら。
ひだりすてぃっくで まじょをうごかして Aでねこをはっしゃするげーむ(ネコシュート)
タイトル考える気ゼロですw
一応形にはなっていますがバランスも何も無いですね^^;
自分のゲームを作り始める
ツイッターでプチコン大喜利ワールドグランプリが開催されるのを知りました。
しかし、自分でゲーム1本を完成できると思っていなかったのでこの時点で応募は考えていませんでした。
折角ここまで覚えたし何か作ってみるかなと思い、しひこチャンネルさんのボンバーマンライクなゲームを制作する動画を見てみることにしました。
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難しくて途中で挫折 orz
ただこの時に「キャラクターを昔のドラクエみたいに1マスずつ動かすのはどうやるんだろう?」と気になったので作ってみることにしました。
その時できたのがこれ。
まだ右にしか動きません。
「こうやれば1マスずつの移動ができるのね」と一つわかったので、次は上下左右に動かせるようにしてみました。
これは方向を変えるだけなのでこれまでの知識でできたのですが、どっちに動いてもずっと同じポーズなので正にファミコン版ドラクエ1状態。
それならという事でキャラクターをアニメーションするようにしてみる。
しひこチャンネルさんのボンバーマンライクなゲーム制作の動画でキャラをアニメーションさせるやり方が説明されていたことを思い出し再度視聴。
それを導入してとりあえず動くようにはなりました。
右向きのアニメやループがうまくいってませんがw
ゲーム性を持たせる
この時点でただキャラクターが4方向に1マスずつ移動できるものが完成。
折角だからここからゲームっぽくしてみるか、という事で何か取っていくゲームにするか、何か押していくゲームにするか考え、とりあえずルールがわかりやすい倉庫番ライクなゲームにしてみることに。
(敵を出すのは大変そうだなぁ、と思ったのは秘密)
そのままではアレなので、同じ色のパネル同士をくっつけて消すのにしようか?
でもそれだと色をいっぱい用意しないとダメだな、だったら数字にする?
同じ数字をくっつけて消す的な・・・その時、ふと大喜利のお題を思い出しました。
「スマイルかぁ」
数字でスマイル・・・ニコニコ・・・2525を作るゲームでも作ってみるか。
こうして今回制作したゲームの原型となるイメージができました。
「今は少し時間に余裕もあるしネコシュートみたいに形になるくらいまでできたらいいなぁ、ちゃんとできたら大喜利にも応募してみるか」くらいの気持ちで、ここで初めて1つのゲームとして完成を目指すことになりました。
完成に向けて
その後は「こういうことするにはどうしたらいいのか?」を調べては試して、試しては調べてを延々と繰り返し。
パネルや壁にぶつかる判定のやり方がわからなくて、自キャラの周りに透明のキャラを置いたりとかもしました。
恐らくプログラムができる人からすると「何やってんのw」と思うようなことをいっぱいしたと思います。
プログラムの中身はともかく思った動きができれば良かったので、もっといいやり方があるんだろうなと思いつつ作っていきました。
でも所詮は素人、何か入れるとどこかがおかしくなる、修正すると修正した箇所に関連したバグが出る。
パネルが壁にめり込んだり、勝手に2マス進んだり、パネルに乗ったり、パネルをすり抜けたり、計算結果がおかしかったり、それはそれは酷かったですw
実際にその時に残していたコメントの一部がこちら。
(作業を進めていると忘れてしまうので気が付いた時にソースに書くことにしていました)
こういったバグを一つ一つ潰して、1ヶ月半ほどかかって四則演算で2525を作るベースとなる形が完成。
あとはステージを作って、タイトルやエンディングを作る所までこぎ着けましたが、まだまだうまくいかない日々は続きました。
タイトル画面を描いたらうまく表示できずSPDEFの使い方を調べたり(ここで?)
グラフィックをまるまる保存していてデータが大きすぎたので必要な部分だけ保存する方法を調べたり(セーブ領域が足りなくなって気付いた)
エンディングを作るのにテキストだけを連続して書けないか調べたり(DATA)
HOW TO PLAYを作るのに同じスプライト番号使うのも何か気になったので消し方を調べたり(SPCLR)
そんなこんなで何とか1つの作品として完成。
(この後、アイコンやメタ情報を作るやり方がわからず四苦八苦しますがw)
そしてアイコンなども無事作成し、何とか大喜利に応募することができました。
おわりに
以上がプログラム素人がプチコン大喜利ワールドグランプリに応募するまでに至ったプロセスです。
今回、たまたま賞をいただけましたが、何よりも1つの作品として完成したことに対して自分を褒めてあげたいです。
また、私とは直接繋がりの無い方にもプレイしていただけたようで、何か嬉しくもあり恥ずかしくもあり妙な感じでした。
これからプチコン4でプログラムを打ってみようと思っている方へ何か参考になればと思いブログの記事にしましたが、この内容だとあまり参考にならなそうですね^^;
でも初心者ガイド(ゲーム内、Web)、しひこチャンネルさんの小学3年生からわかる~動画と言う流れは良いかと思います。
→私も初心者講座なるものを作ってみました。
要点だけをシンプルにまとめ、約1時間で1つのゲームが作れるような内容になっています。
そして1つの作品を完成させるというのは物凄く達成感がありますので、プチコン4でちょっと何か作ってみようかな、と考えている方は是非チャレンジしてみてください。
変な話ですが、誰が見てるわけでもないし完成しないといけないわけでもないので、とりあえず何か小さいものでもまずは作りはじめてみるのが良いかもしれません。
例えばロト6で使われる数字を出すだけのプログラムとかw
以上、【Switch】プログラムの素人がプチコン4でゲームを作ってみた、でした。
プチコン4公式サイト
関連リンク
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